【桂木山（かつらぎさん）山口県 702m】この山の特徴、山頂からの景色、ルート詳細、登山道入口へのアクセス、周辺施設について、周囲の山々についてできる限りの情報が知りたいです。
山口県の山に精通しているガイドとして、桂木山（かつらぎさん）について詳しく解説させていただきます。桂木山は、山口県美祢市に位置する標高702mの山で、秋吉台の北に位置し、秋吉台の展望台としても知られています。それでは、桂木山について詳しく見ていきましょう。
桂木山の特徴
秋吉台の展望台: 秋吉台のカルスト地形を一望できる絶好のポイントです。
妙見宮: 山頂には妙見宮が祀られており、山岳信仰の歴史を感じさせます。
変化に富んだ植生: 山麓の自然林から山頂付近の草原まで、変化に富んだ植生を楽しめます。
コースの状態とルート説明
桂木山への主な登山ルートは、白糸の滝奥の駐車場から登るルートが一般的です。
白糸の滝奥駐車場からのルート:
コース状態: 登り始めは緩やかな林道歩きですが、途中から急登になります。木の根が張り出した箇所や階段状の箇所もあります。山頂直下は比較的緩やかな道になります。全体的に整備されていますが、雨後などは滑りやすい箇所もあるため、足元には注意が必要です。
スタート地点から山頂までの到達時間: 登り約1時間30分～2時間、下り約1時間～1時間30分程度です。
ルート詳細: 白糸の滝奥の駐車場から登山口へ向かいます。最初は緩やかな林道を進みます。途中、道が左右に分かれる箇所がありますが、右に進みます。その後、急登が続き、階段状の箇所を登ると山頂に到着します。
他のルートの情報は少ないため、白糸の滝奥駐車場からのルートが実質的なメインルートと言えるでしょう。
登攀の難易度
標高差は約500m程度で、登山道も整備されているため、初心者向けの山と言えます。ただし、急登箇所もあるため、ある程度の体力は必要です。登山靴などの基本的な登山装備は用意しておきましょう。
危険個所の有無
特に危険な箇所はありませんが、以下の点に注意が必要です。
滑落: 雨後などは登山道が滑りやすくなっている箇所があります。足元に注意して歩きましょう。
落石: 岩場などはありませんが、足元が不安定な箇所もあるため、落石を起こさないように注意しましょう。
道標の見易さ
登山道には道標が設置されていますが、迷いやすい箇所は少ないです。しかし、念のため地図とコンパス（またはGPS）を持参することをおすすめします。
山頂からの景色
山頂からは360度の展望が広がります。
秋吉台: 間近に秋吉台のカルスト地形を一望できます。
日本海: 北側には日本海を遠望できます。
周囲の山々: 秋吉台周辺の山々や、遠くの山々も望めます。
山の歴史
桂木山は、かつては四条山、止星山とも呼ばれており、山頂には北辰妙見が祀られています。これは仏教では北極星を妙見菩薩に見立てたもので、山岳信仰の歴史を感じさせます。
登山道入口へのアクセス
白糸の滝奥駐車場:
車：中国自動車道美祢ICから約15分。
公共交通機関：JR美祢駅からバスで「秋芳洞」バス停下車、タクシーまたは徒歩で白糸の滝方面へ。
駐車場情報
白糸の滝奥に駐車場があります。駐車台数は限られているため、紅葉シーズンなどの混雑期は早めに到着することをおすすめします。
山頂の緯度経度
緯度：34度12分38秒、経度：131度18分27秒
救助要請時の所轄警察およびレスキュー隊
所轄警察: 美祢警察署
電話番号：0837-52-0110
消防本部: 美祢市消防本部
電話番号：0837-52-0119
万が一、救助が必要な場合は、迷わず110番通報または上記連絡先に連絡してください。
スマホがつながりやすいかどうか
山域やルートによって異なりますが、比較的電波は入りやすいです。ただし、場所によっては電波が届かないことも考えられるため、緊急時の連絡手段は複数用意しておくことをおすすめします。
周辺施設情報
秋吉台科学博物館: 秋吉台の自然やカルスト地形について学べる博物館です。
秋芳洞: 日本最大級の鍾乳洞で、国の特別天然記念物に指定されています。
秋吉台サファリランド: サファリパークで、様々な動物を間近に見ることができます。
付近の温泉情報
景清洞トロン温泉: 秋吉台オートキャンプ場に併設された温泉施設です。国道316号沿いにあります。
道の駅情報
道の駅みとう: 国道316号沿いにあります。地元の特産品などを販売しています。野菜直売所もあります。
周囲の山々
大平山（おおひらやま、581m）： 桂木山の南に位置し、秋吉台を挟んで向かい合っています。
竜ヶ岳（りゅうがたけ、562m）： 桂木山の東に位置します。
これらの山々は、桂木山と合わせてハイキングするのも良いかもしれません。
上記の情報が、桂木山登山のお役に立てれば幸いです。安全に登山を楽しんでください。
