【開聞岳(かいもんだけ)鹿児島県 924m】この山の特徴、歴史、山頂からの景色、ルート解説、登山道入口へのアクセス、周辺の山々、周辺施設情報など教えて頂けると助かります。海がバッチリ見えそうですが…。
開聞岳(かいもんだけ)についてのご質問、ありがとうございます。開聞岳は鹿児島県薩摩半島の最南端に位置する標高924mの山で、その美しい円錐形の山容から「薩摩富士」とも呼ばれています。仰る通り、海が間近に見えるのが大きな特徴です。以下、開聞岳の特徴、歴史、山頂からの景色、ルート解説、アクセス、周辺の山々、周辺施設について詳しくご説明いたします。
開聞岳の特徴
美しい円錐形: 均整のとれた美しい円錐形の山容は、見る角度によって様々な表情を見せます。
独立峰: 周囲に高い山がない独立峰のため、山頂からの展望が非常に優れています。
海に近い山: 標高は924mですが、海抜0m地点から一気にそびえ立っているため、実際以上に高く感じます。また、山頂から海を間近に見ることができるのが大きな魅力です。
火山: 約4000年前まで活動していた活火山で、山体は火山噴出物で形成されています。
花の百名山: 深田久弥によって選定された日本百名山の一つであるとともに、花の百名山にも選ばれており、四季折々の花々を楽しむことができます。
歴史
信仰の山: 古くから山岳信仰の対象とされ、山麓には枚聞(ひらきき)神社が鎮座しています。枚聞神社は、薩摩国の一之宮として古くから崇敬を集めています。
薩摩富士の愛称: その美しい山容から、富士山に見立てて「薩摩富士」と呼ばれるようになりました。
山頂からの景色
開聞岳山頂からは、360度の大パノラマが広がります。
海の大パノラマ: 東側には錦江湾、南側には東シナ海、西側には大隅海峡と、広大な海を見渡すことができます。まさに仰る通り、「海がバッチリ見える」絶景です。
指宿の街並み: 眼下には指宿の街並みや田園風景が広がります。
霧島連山: 北側には霧島連山を望むことができます。
桜島: 錦江湾越しに桜島を望むこともできます。
天候が良ければ: 遠く屋久島や種子島まで見渡せることもあります。
ルート解説
開聞岳の登山道は、主に二合目登山口から山頂を目指すルートが一般的です。
二合目登山口からのルート(時計回り): 登山口から時計回りに山頂を目指すルートが一般的です。途中、五合目や七合目などに展望の良い場所もありますが、基本的には樹林帯の中を進みます。山頂直下は岩場や階段、はしごなどがあり、やや急な登りとなります。
コースタイム: 一般的なコースタイムは、登り約3時間、下り約2時間です。
登山道の特徴: 登山道は整備されていますが、道幅が狭い箇所や滑りやすい箇所もあります。特に山頂付近は岩場や階段が続くため、注意が必要です。
登山道入口へのアクセス
車: 指宿駅から車で約30分、開聞駅から車で約3分/徒歩で約20分です。かいもん山麓ふれあい自然公園に無料駐車場があります。
公共交通機関: JR指宿駅から鹿児島交通バスに乗り、「開聞岳登山口」バス停で下車、徒歩約20分です。
周辺の山々
開聞岳周辺には、高い山はありませんが、以下のような場所があります。
大野岳: 開聞岳の北東に位置する山で、標高は400mほどです。
周辺施設情報
かいもん山麓ふれあい公園: 登山口近くにある公園で、キャンプ場、パターゴルフ場、ゴーカート場、そば打ち体験施設などがあります。
枚聞神社: 開聞岳の山麓に鎮座する神社で、薩摩国の一之宮として古くから崇敬を集めています。
長崎鼻: 薩摩半島の最南端の岬で、開聞岳からもよく見えます。
指宿温泉: 砂むし温泉で有名な温泉地で、開聞岳からもアクセスしやすいです。
川尻海岸: 海水浴やマリンスポーツを楽しめる海岸です。
レジャーセンターかいもん: 温泉やプール、レストランなどがある複合施設です。
唐船峡そうめん流し: そうめん流しで有名な観光スポットです。
登山に際しての注意点
天候: 山の天気は変わりやすいので、事前に天気予報を確認し、適切な服装と装備で登りましょう。
装備: 登山靴、雨具、地図、コンパス、ヘッドライト、食料、水などを準備しましょう。
水分補給: 特に夏場は、こまめな水分補給を心がけましょう。
開聞岳は、登山と観光を両方楽しめる魅力的な山です。ぜひ、訪れてみてください。
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