【川乗山（かわのりやま）東京都 1363m】週末は自然へ逃避行！東京・奥多摩の隠れ登山スポット大集合
奥多摩エリアの魅力とは？
奥多摩エリアの概要とアクセス
奥多摩は東京都の西端に位置し、豊かな自然と歴史が息づく山岳地帯として知られています。エリア内には標高の高い山々が連なり、深い森林や清流が広がっています。この地域は山岳や川沿いのハイキングを楽しむことができるだけでなく、東京都内の電車やバスを利用したアクセスが非常に便利なのも魅力です。例えば、新宿から奥多摩駅までJR青梅線を利用すれば約2時間ほどで到着でき、都心から日帰りで自然を堪能することが可能です。
都会から手軽に行ける背後の自然の魅力
奥多摩の魅力は、東京都にいながら豊かな自然を間近に感じられる点です。この地域には数々の山や登山ルートがあり、初心者から上級者まで楽しめるコースが充実しています。特に「川乗山」のようなアクセスが良く、山頂からは四季折々の絶景を楽しむことができる人気の山もあります。そのほかにも、檜原村や奥多摩の野鳥観察エリアなど、都会の喧騒を離れてリフレッシュできる自然のアクティビティもたくさんあります。
登山以外の楽しみ方も充実
奥多摩では、登山だけでなく多彩な楽しみ方が充実しています。例えば、奥多摩湖の周辺ではのんびり散歩を楽しんだり、カヌーや釣りといった水辺のアクティビティに挑戦することができます。また、下山後には地元のお土産屋やレストランで奥多摩の特産品を味わうこともおすすめです。東京都内とは思えないほど静かでゆったりとした時間を過ごせるのが、奥多摩エリアの大きな魅力です。
初心者にもおすすめ！安心して登れる登山スポット
高尾山だけじゃない！静かな初心者向けコース
高尾山は初心者にも人気の登山スポットですが、奥多摩にはこれに匹敵する静かで気軽に楽しめる山々がたくさんあります。その中でも特におすすめしたいのが「川乗山」です。東京都内にありながら、混雑を避けて自然を満喫できるのが魅力です。川乗山は標高1363mで、登山初心者でもチャレンジしやすい山岳ルートが用意されています。山頂を目指す途中には美しい滝や野鳥のさえずりが楽しめるポイントも多く、ハイキング感覚で気軽に足を運べます。
アクセスも簡単で、青梅線の鳩ノ巣駅や奥多摩駅からスタートするのが一般的です。中でも「鳩ノ巣駅」からのルートは、清流沿いを進む道が特徴的で、四季折々の風情を感じさせる景観が広がります。片道の所要時間は約3～4時間程度で、余裕をもった計画が立てられます。山頂では、檜原村や周辺の山々を一望できる景色が広がり、達成感を味わえるでしょう。
御岳山の絶景とケーブルカーの楽しみ方
御岳山（みたけさん）は、ケーブルカーというアクセス手段があるため、初心者でも安心して訪れることができます。登山をスタートする前にケーブルカーに乗れば、急な登りを省略でき、小さいお子様や体力に不安のある方にもおすすめです。
御岳山の魅力は、標高929mの頂上にある壮大な景色だけではありません。「武蔵御嶽神社」という歴史ある神社があり、神聖な雰囲気の中で心を落ち着けることができます。また、周辺には野鳥が集まるスポットも点在し、自然観察好きな方にもぴったりです。御岳山へのアクセスは青梅線の御嶽駅からバスとケーブルカーを利用するのが便利で、東京からも気軽に日帰りが可能です。
季節ごとに異なる情景が楽しめることも御岳山の特徴です。春には桜、秋には紅葉が山を彩り、訪れる度に新しい魅力を発見できます。神社参拝後には、地元名物の「御嶽せんべい」や「わさび漬け」などのお土産を購入するのも楽しみの一つです。
ハイキング気分で歩ける奥多摩湖周辺の道
初心者に最適な「登山」というより、もっとライトな楽しみができるのは奥多摩湖周辺の散策路です。湖畔の美しい景色を楽しみながら歩ける「奥多摩湖畔のみち」は整備されており、気軽にハイキングができます。道中には橋を渡る場所や森林浴を楽しめるエリアなどがあり、歩くたびに異なる表情を見せるのが特徴です。
訪れるなら、奥多摩駅からバスで奥多摩湖までアクセスするのが便利です。湖畔を一周するのにかかる時間は1～2時間程度で、のんびりと休憩を取りながら楽しむことができます。特に春には新緑、秋には紅葉が湖面に映り込み、写真を撮るのが好きな方にもおすすめです。
散策後は奥多摩の名産品を味わえるカフェや食堂でほっと一息つくのも良いでしょう。地元で採れた山菜を使った料理や、わさびを使った特産品が豊富です。奥多摩湖周辺は、初心者でも無理なく楽しめる東京の自然スポットとして、ぜひ足を運んでみてください。
上級者向け！奥多摩の秘境コース
三頭山：静かな山頂とアルプスのような稜線
三頭山は、奥多摩を代表する山の一つで、標高1531mを誇ります。この山の特徴は、東京都でありながらアルプスのような美しい稜線を楽しめるところにあります。山頂は複数のピークがあり、登山者に静かな時間を提供する秘境的な雰囲気が魅力です。また、山頂からは関東平野や富士山などの絶景が広がり、登った者だけが味わえる特別な瞬間を提供してくれます。
ルートは西原峠や檜原村方面からの複数の登山道が整備されており、スタート地点によって所要時間は異なりますが、おおよそ5～7時間の行程で頂上に到達できます。季節によって趣が異なり、新緑の春や紅葉の秋は特に人気です。登山後は檜原村周辺で地元産のワサビやお蕎麦などのグルメを楽しむのもおすすめです。
雲取山：標高2017m、見晴らしの大パノラマ
雲取山は標高2017mと奥多摩最高峰の山で、東京都・埼玉県・山梨県の三県境に位置しています。標高が高く本格的な山岳を楽しめる一方で、整備された登山道が多く、上級者だけでなく経験を積んだ中級者にもチャレンジできる山です。山頂からは関東平野はもちろん、遠く南アルプスや八ヶ岳までパノラマの展望が楽しめます。
主なルートとしては、「鴨沢ルート」や「三峯神社ルート」などがあり、所要時間は往復でおよそ10～12時間程度です。どのルートも途中に豊かな森林や鳥のさえずりが山道を彩り、登山そのものを楽しませてくれます。また、雲取山は季節ごとに異なる景色を見せ、冬には雪山ハイキングとしても人気があります。下山後には奥多摩温泉や山梨県側の温泉施設で疲れを癒すのがおすすめです。
鷹ノ巣山：整備された登山道と豊かな自然
鷹ノ巣山は標高1736mの山で、その名前の通り、かつては鷹の巣があったとされる歴史を持つ山です。この山は登山道の整備が行き届いているため、比較的安全に高山トレッキングを楽しむことができます。険しい箇所も少なく、美しいブナ林の間を抜けるコースが特徴です。
人気のルートは「奥多摩駅から日原鍾乳洞を経由し、山頂を目指すルート」で、往復で約7～9時間程度となります。山頂からは丹沢山系や富士山、大岳山など360度の展望が広がり、特に秋の紅葉シーズンは彩り豊かな山々が目を楽しませてくれます。下山後には奥多摩駅周辺で地元特産品を探したり、人気のお土産である檜原村の名産を購入するのも良いでしょう。
登山をさらに楽しむための心構え
安全な山登りのための準備と装備
登山を楽しむためには、事前の準備が欠かせません。特に新しい登山ルートを計画する際には、地形や標高差、天候条件を踏まえたしっかりとした計画が必要です。奥多摩周辺で人気のある川乗山を例にとると、まずルートの選定が重要となります。初心者であれば、山頂に至るまで無理なく歩けるコースを選ぶと良いでしょう。山岳地帯では急な天候の変化も珍しくありませんので、防寒着や雨具の持参は必須です。
装備面では、登山靴、地図やコンパス、ヘッドライト、非常食を準備しましょう。登山中にスマートフォンの電波が届かないことも多いため、GPSデバイスや紙の地図も役立ちます。また、奥多摩の山々では野鳥や動物と遭遇する場合もあるため、音の出る鈴や熊よけスプレーを携帯すると安心です。特に秋や冬の登山では滑りやすい箇所もあるので、トレッキングポールの使用がおすすめです。
地元の美味しいグルメや特産品を楽しもう
登山後の楽しみとして欠かせないのが地元グルメです。奥多摩エリアでは新鮮な山菜や川魚を使用した料理が人気で、中でも檜原村の名物である「ゆず加工品」は外せません。お土産として人気があるゆずジャムやゆず胡椒は、登山帰りにはぜひ立ち寄って購入したい一品です。
また、奥多摩駅周辺で味わえる「わさびそば」や「鹿肉料理」も絶品です。川乗山を登った後で、奥多摩の自然の恵みを感じられる食事を楽しむのは最高のリフレッシュになります。さらに、東村山市で有名な漬物も個性的な一品で、お土産にぴったりです。
季節ごとのおすすめ絶景ポイント
奥多摩の山々は季節ごとに表情を変えるため、何度訪れても楽しみがあります。春にはピンク色の山桜、夏には青々とした新緑、秋には鮮やかな紅葉、そして冬には雪景色と、四季折々の自然美を堪能できます。特に秋の紅葉シーズンは、川乗山や鷹ノ巣山といったエリアで息を呑むような絶景が広がります。
川乗山では、山頂から見える壮大なパノラマの景色を楽しめるだけでなく、登山ルート途中の滝や渓流も美しいです。季節によって野鳥の種類や動植物の見え方も変わるため、散策気分でゆっくり歩くのもおすすめです。また、冬の山岳エリアでは軽アイゼンを使って雪景色をもっと身近に楽しむことができます。どの季節でも防寒対策や適切な装備を整えることで、より安全かつ快適な登山を楽しむことができます。